turuhashi's blog

趣味のデータいじり

サブウェイの店舗が多いと肥満率が上がるのか?

サブウェイの店が多い国ほど肥満率も高いとの調査結果」ですが、本当にそうかデータ確認してみました。

まずはサブウェイの店舗数はこちらから取得。肥満率はOECD資料より取得。ついでにマクドナルド、スタバの店舗数も比較のため取得しています。

  肥満率 サブウェイ マクドナルド スターバックス 人口(10万人)
United States 30.6 23,750 14,052 11,138 3093.3
Mexico 24.2 484 205 377 1123.4
United Kingdom 23 1,402 1,154 746 613.4
Ireland 23 105 62 29 44.7
Australia 21.7 1,229 701 24 223.0
New Zealand 20.9 221 149 30 43.7
Finland 20.2 81 93 2 53.6
Iceland 20.1 18 3   3.2
Russian Federation 16.2 139 356 63 1419.3
Spain 16 33 290 79 460.7
Canada 14.3 2,563 1,154 1,223 341.3
Brazil 13.9 502 1,413 55 1966.6
Belgium 13.8 18 64 9 109.0
Germany 12.9 739 1,091 163 817.8
Netherlands 11.8 86 205 28 166.2
Sweden 11.2 73 227 4 93.8
France 9.4 218 857 82 629.3
South Korea 3.8 39 243 501 494.1
Japan 3.2 187 3,598 985 1280.6
China 2.9 188 326 849 13441.3
India 2.1 179   11 12414.9
Italy 10.3 9 290 0 604.8

これを元に、散布図を作成。

 

 

図から、黄色のサブウェイが右上方向にプロットされていることが分かります。つまりサブウェイ出店が多い先は肥満率が高いことが分かります。一番右上が肥満大国アメリカで、ちょうど真下に位置するのがカナダ、紫の丸で囲まれたのがニュージーランド、オーストラリア、アイスランドです。

相関係数を計算してみると以下の通りで、やはりサブウェイ出店先は肥満率が高いことが分かります。

  Pearson Spearman 
サウブウェイ 0.61 0.73
マクドナルド 0.45 0.40
スターバックス 0.33 0.30

確かにサブウェイの出店が多い国は肥満率が高いのですが、どちらかというとサブウェイ社自信が、自社ブランドの健康的イメージを活かす肥満率が高い国、ニュージーランド、オーストラリアへの出店を志向している結果なのではないかと思います。

なお本文とは全く関係ありませんが、スタバはイタリアには出店していないことを初めて知りました。